学校*ポーランド語学校*

ウッチ

ポーランド語学校
●ウッチ大学 外国人ポーランド語学校―Studium Jezyka Polskiego dla Cudzoziemcow(SJPdC)●
ポーランド語学校を卒業した友人に学校の様子と寮の様子をレポートしてもらいました。
2000年8月26日、彼女は約11ヶ月間のポーランドでの生活を終え、初めてウッチに着いた時と同じウッチファブリチナ駅からポーランドを発ちました。
約24時間バスに揺られ友人のいるフランスに行き、日本に戻るのは1ヵ月後の予定だそうです。
バスを見送りながら、この先何度こうやって友人を見送ることになるのだろうと、ちょっと寂しくなってしまいました。
(以下、文(2000年8月25日)…松本芳子、入力校正…めだか)

1.名称、住所
学校
Uniwersytet Lodzki . Studium Jezyka Polskiego dla Cudzoziemcow(University of Lodz. Department of the Polish Language for Foreigners)
住所:ul.Kopcinskiego 16/18, 90-232 Lodz Polska tel:+48-42-635-47-00 fax:+48-42-678-39-58


XIV Dom Studenta
住所:ul.Matejki 21/23, 90-231 Lodz Polska 

私が入学した時点では学校と寮は別の建物でした。現在は寮の下の階を語学学校にし教室も学生課も寮と同じ建物内にあるので、学校の住所は寮と同じ住所に変更されているかもしれません。しかし、学校と寮はすぐ近くなので以前の学校の住所宛で郵便物は届くと思います。

2.コースの種類(2000年度版パンフレット訳)
A.1ヶ月コース(約150時間):380米ドル(8/1開始―申込期限7/1)
B.5ヶ月コース(約600時間):1500米ドル(3/1開始―申込期限2/1)
C.9ヶ月コース(10月開始)
 a.ポーランドの大学進学準備コース(約1200時間):3000米ドル+200米ドル(登録料)
 b.ポーランドの大学院進学準備コース(約1200時間):4000米ドル+200米ドル(登録料)
 c.語学のみ(約750時間):2000米ドル+200米ドル(登録料)
*私はCのcコースを取ったので、ここに書かれている内容はそのコースについてです。他のコースでは異なることがあると思います。

パンフレットには10月からとしか書いていなかったので正確にはいつ始まるのか問い合わせた所「学生がまちまちに到着するので厳密に何月何日から始まるとは言えない。しかし10月からのコースでは10月末までに来れば入学可能。」と返答されました。私は10/8に到着しましたが、授業は既に10/1から始まっていました。

9ヶ月コースと言うより750時間コースなので、750時間をどのくらいの期間でやるかによって終了時期が変わります。上級クラスは途中で2週間休みを入れて終了時期を先に延ばしていました。私達のクラスは他の生徒の都合で750時間に少し欠ける時間数で6/2に実質8ヶ月でコースを終了しました。語学のみのクラスは生徒の都合に併せて予定を変えてもらえます。従ってコースがいつ終了するかは、終了間近でないとはっきりしません。

3.日本でしたこと
A.学校から資料を取り寄せて入学申込書を送った。―手続きは全部英語でできました。パンフレットはA4の紙1枚きりでわからないことがたくさんあったので、何回か手紙を出して質問しました。その後学校から入学許可証が送られてきます。
B.大使館にビザを申請した。(要写真2枚)―ビザの申請用紙は大使館にあります。学校の入学許可証(書類に学校の始まる時期と期間が記載してあること)を持っていくと、180日有効の学生ビザが無料でもらえます。「学校は10月に始まる。」と言っても10月からの180日間のビザを発行してくれません。8月末に申請したら9/6から180日になっていました。10日〜2週間で受領できます。

*学費と登録料は学校に着いてから学生課(Sekcja Studencka)で払うので日本では何もしなくて良い。

4.学校に着いてしたこと
まず誰かに場所を尋ね学生課に行く。
A.学校の手続き
 a.学費を払う。―その場で米ドルで払うように言われました。持ち合わせがなかったので書類を持って銀行に行かされ、銀行でzlotyをドルに両替して学校の口座に振り込む形になってしまいました。学費分は米ドルで持っていった方が良いです。学費を払うとどのクラスか教えられます。
 b.学生証(regitymacja)をもらう。(要写真1枚)―この学生証でバス、トラムは年齢制限なく学生料金(ulgowy)で乗ることができます。しかし鉄道は26歳以上だと学生証を持っていても普通料金(normalny)です。
 c.保険費(35zl位だった)を払う。―学校内の医務室と少し離れた提携病院で無料で治療が受けられます。

B.寮に入る場合の手続き
 a.寮の事務所で保証金(kaucja)を300zl払う。―寮を出る時返金されますが、各階で連帯責任を取らされるので自分が部屋をきれいに使っても自分の住んでいる階に破損が多いと多くマイナスされます。まず全額は戻ってきません。50zlマイナスされた学生が納得できず「これは多すぎる。」と学校の責任者(dyrektor)に意見書(podanie)を出したそうです。それで、マイナスが軽減されたかどうかはわかりませんが、学校や寮の運営に納得がいかない時に責任者宛に意見書を書くのは普通のことのようです。部屋を割り当てられて、鍵と寝具一式(枕、布団、シーツ等)を渡されます。
 b.寮の受付で住民登録(zameldowanie)をする。―パスポートを渡して登録を頼むだけです。数日後住民登録証(potwierdzenie zameldowania cudzoziemca na pobyt czasowy)を受け取れます。
 c.寮の受付で寮に住んでいる証明書(karta mieszkaniowa)をもらう。(要写真1枚)―夜遅く帰ってきた時、受付で提示を求められます。

5.休みについて
・土日休み
・年末年始12/22〜1/3
・復活祭前後4/20〜5/2(毎年変わる)

6.授業について
この学校は将来ポーランドの大学に進学する外国人の準備コースが主体です。学校に入るのに語学力は問われません。大学進学クラスのほとんどの学生はポーランド語を全く知らずに入学するようです。大多数はきっと母国で高校を卒業してきたばかりの人達で10代後半です。旧ロシア諸国、ベトナム、アフリカ諸国、中国、アラビア語圏、アルバニアなどから25クラス300人以上の学生がいたと思います。

語学のみの生徒は2クラスで10〜15人位しかいませんでした。仕事などで前からポーランドに住んでいて多少知っている人もいれば全く知らずに来る人もいるし、もっと語学力を上達させたくて来る上級者もいます。レベル分けのテストはなく、学生課で自分のクラスを教えられます。2クラスのうち1つは上級者用、もう1つは全くの初級者〜中級者用でした。3月からは5ヶ月コースで1クラス語学のみのクラスができていました。人数にもよるので、もっと多く集まればより細かくレベル分けされるかもしれません。

語学のみのクラスは9:10〜13:55まで45分授業が5時間です。

1日の時間割
@9:10〜9:55
A10:05〜10:50
B11:20〜12:05
C12:15〜13:00
D13:10〜13:55

教師は2人いてそれぞれ週に3日間、2日間の授業を受け持ちます。ほとんどずっと教科書に沿って1日5時間同じ教師が教えるので、1日の授業にメリハリが感じられません。先生が言うには「とにかくポーランド語は文法が難しいので、まず最初に文法を勉強して後半他のこともしましょう。」ということでしたが、結局文法以上の勉強にはあまり広がりませんでした。やっと文法の勉強が一段落したと思ったらもうコース終了間近で試験対策が始まってしまい口述試験の練習ばかりしていた気がします。とにかく大学進学クラスは試験の結果次第で将来大学に行けるかどうか決まるので試験の点数が重要視されていて、それにつられてか語学のみのクラスでも先生がしきりに文法と試験のことを気にしていたように思います。それでも大学進学クラスと違って語学のみのクラスでは、生徒の進度に合わせて授業を進めてくれたり、試験の採点もそれほど厳しくなく、比較的融通を利かせてくれます。大学進学予定者中心にプログラムが組まれている感じでしたが、語学のみのクラスではオーディオ、ビジュアル系の授業や、色々な場面での会話練習などを取り入れた別のプログラムを組んだりして、もっと変化に富んだ授業をした方が良いと思います。施設は黒板と机と椅子がある教室と、ビデオが見られる部屋はありますがL.L教室はなく、設備がいいとは言えません。この学校は語学のみを学びたい人にはあまり向いてないかもしれません。他の学校がどんなプログラムを組んでいるかは知りませんが。

私達のクラスは中国人2人、チュニジア人2人、キプロス人1人、アイルランド人1人、韓国人1人、イギリス人1人、日本人1人、計9人で始まりましたが、何人かは前期だけで終了してしまいました。9人の内5人は仕事にポーランド語が必要でポーランドに来て初めてポーランド語に触れるといった全くの初心者でした。他の3人は既に数ヶ月前〜数年ポーランドに滞在していて、ある程度コミュニケーションが図れるレベルでした。私は日本で多少勉強したのでその中間でしたが限りなく初心者に近かった。と、私達のクラスは既にスタートからレベルがはっきり違う人たちが混ざっていました。中級者の人は初心者に合わせた授業は簡単すぎるけれど、上級クラスに入る程のレベルはないのでそのフラストレーションが一度爆発してしまいました。その後コースが進んで行くうちにも初心者の中でもレベルの違いが出てきましたが、レベル分けのためにクラスを増やすことはありませんでした。しかし希望すれば違うクラスには移れます。1クラス最低4人の生徒が必要だそうで、上級者クラスは後期人数が減ったため消滅してしまいました。そして残った上級者は大学進学クラスで自分に合ったクラスを探すように言われたそうです。そして語学のみの授業費で大学進学クラスの専攻科目も勉強できるから得だと言われたそうです。こういうこともあるので、この学校は語学のみを勉強したい人のための学校ではないと思います。

学校では授業後の課外活動というものはありません。唯一年末年始の休暇の少し前から4〜5日のバス旅行が企画されていました。希望者のみ参加で、クラクフ、ヴィエリチカ、ザコパネ、チェンストホーバなどに行ったようです。私達の先生は個人的に課外活動を企画してくれました。学校の生徒は外国人だけ、寮はほとんど留学生でしめられていてあまりポーランド人と知り合う機会のない私達に、先生がポーランド人と話をする機会を作ってくれました。もう1人の先生は博物館見学を企画して車で連れて行ってくれました。ウッチは繊維業で栄えた町だったので、織物博物館や織物工場主の屋敷を見学しました。習う先生によりますが私達のクラスは良い先生に当たったと思います。他のクラスでは人種差別をしたり「何でこんなこともわからないんだ?」というようなことを言う先生もいると聞きましたが、私達の先生はそんなこと決してしなかったし、たどたどしい間違いだらけのポーランド語でも「すばらしい!」(bardzo dobrze、 super、 swietnie)を連発してくれました。

7.試験について
9ヶ月コースは10月からと3月からの2学期制で、各学期の終わりに口述と筆記の試験があります。前期の筆記テストは大学進学クラスと一緒に大きな講堂で行いました。
筆記テストの内容
A.ヒヤリング―読まれるテキストを聞いて後で文章を読み、内容が正しいか○×をつける。
B.文法―名詞、動詞、形容詞を正しく変化させて書く。前置詞の穴埋めなど。
C.作文―与えられた題名で100単語前後の作文を書く。
時間は2〜3時間。辞書持込み可能です。

口述試験は筆記テストの翌日自分達のクラスだけで行われました。与えられたテキストを15分程で読み、10分位でどんな内容だったか話して先生の質問に答える。事前にどんなテスト内容か教えてくれるし模擬テストの形で練習もします。評価は1〜5まで。3以上で試験合格です。と言っても語学のみのクラスでは採点が厳しくないし、試験に合格できないことはまずないと思います。(が、現在大学に通っている留学生の友人の話だと、彼女が語学学校に通っていた時彼女のクラス全員が試験に合格できず、全員もう1年語学学校に通ったそうです。)コースの終わりに終了証(zaswiadczenie)がもらえます。試験後終了証の発行まで1週間位かかります。学期の途中でも生徒の理解度をチェックするテスト(praca kontrolna)があります。でも語学のみのクラスでは先生もそれほど重要視していないようでした。

8.寮について
寮費は1ヶ月270zl。冬は暖房のため値上がりすると聞きましたが結局ずっと同じ金額でした。毎月の支払期日が決まっていて(確か毎月15日まで)遅れると割増して払わないといけなくなります。ほとんど留学生で占められていて、ポーランド人学生はあまり住んでいません。

2人部屋2つ(4人)でシャワー、トイレ、台所、電話(受話のみ、自分からかける場合は寮にある公衆電話を使う)を共有します。1人で部屋を使いたい時は2倍寮費を払います。私は半年以上同室者がいなかったのでその間1人分の寮費で1人で部屋を使っていました。1階(parter)には売店があってサンドイッチ程度の食事もとれます。各階に共同台所(流しとコンロのみ)がありますが、たいていの人は自分の部屋で料理しています。部屋にある台所は流しと台があるだけです。部屋で料理したい場合、自分で電気コンロを買うか、持っている人に借りるかしなければなりません。冷蔵庫は備わっていません。私は1年も滞在しないので買いませんでしたが食料の保存に苦労しました。冬は窓から外に食料を吊るしている人が多いです。寮の受付で地下の洗濯室の鍵を借り洗濯機を使えるらしかったのですが、私は一度も使いませんでした。よって私は滞在中全て手洗いしていました。ポーランドにコインランドリーは存在しないと思います。

水周りや電気関係で問題があったら受付に言います。すると受付の人が係の人を部屋によこしてくれます。係の人の部屋は地下にあって、電球が切れたらそこでもらえます。シーツ、枕カバーなどは月1回換えることができ、15時前後に1階の倉庫前に行きます。換えられる日は掲示してあり、住んでいる階によって違うようです。私は2〜3週に一度適当な日に換えに行きましたが何も言われませんでした。

厳密ではないですが上階は語学学校の生徒、下階は大学生と分かれているようで、階が上になるほど騒がしくなるようです。比較的新しい建物と聞いていたのですが設備も整っていないし、きれいとも言えません。

9.ビザの延長について
ウッチのメインストリートPiotrkowska 103にある役所(Lodzki urzad wojewodzki w Lodzi wydzial spraw paszportowych i cudzoziemcow)で無料で手続きができます。早くてもビザの切れる1週間位前からでないと受け付けてくれません。2〜3日前で大丈夫です。
必要書類
A.申請書(wniosek o udzielenie wizy)―役所でもらう。
B.在学証明(zaswiadczenie z SJPdC)―学生課でもらう。ビザの申請日より早くもらいすぎると日付が古いと言われます。学費を全部支払ったことと、いつまでビザを延長すればよいか記入してもらうこと。
C.住民登録(zameldowanie)
D.銀行の残高証明(wycag z konta banku)
E.写真2枚

*D.銀行カードを持っていくならCiTi Bankがおすすめです(Warld Cash Cardではありません)。月の平均預金残高が30万円以上あれば引出し手数料がかかりません。ポーランドはATMがたくさんあります。私はずっとCiTi Bankのカードでお金を下ろしていましたが、その残高証明を取るのに手間がかかりそうだったので、急きょポーランドの銀行(PEKAO)でzlotyの口座を開きました。PEKAOで口座を開くのは難しくありませんでした。米ドルの残高証明でも有効です。ただ、3ヶ月間在学するのに最低いくらの残高証明が必要か聞いても、学生課でも役所でも誰も知りませんでした。(1ヶ月あたり1000zlあれば十分なようです。)

10.学校事務について
学生課、寮の事務所、寮の受付では外国語は通じません。少なくとも英語は通じません。全くポーランド語ができずに入学する場合はポーランド語を話せる学生を捕まえて通訳を頼むといいです。英語、フランス語、中国語、ベトナム語、アラビア語、ロシア語を話す人はみつかります。学生証発行、保険加入、住民登録、ビザの延長などの諸事務手続きについては自分から聞かない限り学校からは何も言ってきません。しなくてはいけない手続きを書いた書類等を配布したりもしません。とにかく掲示板を気を付けて見る、人に聞くなどして自分で注意していないといけません。外国人のための語学学校なのに外国語を話すスタッフを窓口に置いていないし、諸手続きの手引きもないし、学生の受け入れ態勢が整っていないと思いました。ポーランド語で自分でできれば問題はないのですが…。

11.最後に
1999年10月6日に日本を発ち、ワルシャワの空港についたのは翌日昼過ぎでした。ワルシャワ中央駅に移動してウッチファブリチナ(Lodz Fabryczna)駅へ。駅から学校まではタクシーで移動。運転手は親切そうに見えたけど今思えば思いっきりぼられてました。30分乗って30zl以上払ったけど時間も料金も1/3で済んだはずです。学校に着いたのは17時過ぎでもう学生課は閉まっていたので、寮の受付でSJPdCに入る予定だと説明して泊まらせてもらいました。翌朝学生課に行くとその場で学費を米ドルで払うように言われました。「ない。」と言ったら全くわけのわからない書類を渡されて「とにかく銀行へ行って来い。」と。(その書類には「私はSJPdCの学生で、学費を学校の口座に振り込みたい。」と書いてあったらしい。)銀行から戻って学生課に行くとクラスを教えられて教室に行きました。クラス分けはないの?と不思議に思ったけど、入学申込書に自分で書いた語学力の度合いでクラス分けをされるようです。授業後学生課で「寮に住みたい。」と言ったら寮の事務所を教えられました。そこで言われるままに300zl払うと(これは保証金だった)「別の部屋に行け。」と言われてそこで部屋割りをされました。また別の場所へ行かされて寝具一式を受け取ってやっと部屋に。

日本にいた時は全て英語でやり取りしていたので学生課や寮の事務所で英語が通じないと知って驚き。自分はポーランド語はほとんどできないし。でも他の学生に通訳を頼んだり、あの部屋に行け、お金を払え、ついて来い、などは身振り手振りと雰囲気でわかるので、それで何とか手続きができました。とにかく最初は学校や寮の様子がわからなくて人に言われるままにしていました。とても不安だったし、かなりエネルギーは使ったものの、言葉が通じなくても何とかなるものだと思いました。しかし寮に住んでしばらくするまで住民登録、学生証のことなど全く知りませんでした。誰かがひょんなことから教えてくれなかったらずっと気が付かなかったでしょう。寮の規則を書いた紙も友人はもらっていましたが私はもらいませんでした。それくらい学校からは率先してものを教えてくれません。他の学生達は同国人同士で情報交換したりして、何とか忘れず手続きを済ませていたようです。

寮はきれいな建物だと聞いていたのに、想像していたよりずっと汚かったのでショックを受けました。(住めば慣れるものですが。)台所にはガス台も冷蔵庫もない。何もないという印象を受けました。ただ冬の間は冷蔵庫はなくても大丈夫。出し入れは面倒ですが窓の外に吊るしておけば冷蔵庫よりもはるかに冷えますから。部屋にはベッド、机、ロッカー棚があるけどきれいではないです。

冬にインフルエンザが流行って私もかかってしまいました。風邪薬は効かないけど、病院は言葉の壁もあって怖いし、と行かずにいたのですがなかなか良くならず、とうとう知人に付き合ってもらい病院へ。抗生物質をもらってしばらくして良くなったけど気分がすぐれずベッドで横になっていた時は、異国で長引く病気がこのまま治らないのではととても心細かった。治療費は無料だけど薬代は払わなくてはいけなくて、それが結構高いのには驚きました。

毎日5時間の授業は私には大変でした。初級者なので単語力もないし文法も知らない。毎日予習復習にとても時間がかかりました。しかし、日本でほとんどポーランド語を聞いたり話したりする機会がなかったのと比べると、毎日ポーランド語に触れると単語を覚える早さと数が違います。私はすごく上達したわけではないけれど、来た当初よりはわかるようになりました。やはりポーランド語ができると旅行などしやすいです。

復活祭前後の休みには学校の友人とポーランドのいくつかの町を旅行しました。この頃はとても天候が良かったです。ポーランドではユースホステル(schronisko mlodziezowe)が安く、場所にもよりますが学生なら15zl〜25zl位で泊まれます。25歳以下なら鉄道料金も半額だしこれは旅行しないと損です。ウッチはあまり治安がよくなく人種差別をする人も多いようで、私も時々「ちょんちんちゃん」(ポーランド人には中国語がそう聞こえるみたいです)などと言われたりしましたが、他の町ではこんなことは比較的少なく過ごしやすく感じました。でも目をむいてアジア人を見つめる人があまりにも多いのには驚くと同時に疲れます。

ワルシャワならともかくウッチで日本人と知り合いになれるとは来るまで思いもしなかったので、学校の知人(彼女も語学のみのコースでしたが上級クラスでした)、海外青年協力隊の人達、現地で仕事をしている人などと知り合えて驚きました。語学勉強に来たのだけれど、とかくストレスを感じがちな外国生活で同国人の存在は貴重でした。



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